広島に旅行や出張でやって来た方が悩むのが、お土産ではないでしょうか。
とりあえず、もみじ饅頭を…。
と、お土産ショップに行くとたくさんのメーカーのもみじ饅頭が並んでいて
「一体どれがおいしいんだろう…」
と適当に買ってしまうことも。
でも、これって誰にあげるのかをしっかり選んで買うだけで良さが違うと言うことをご存知でしょうか。
私が働いていた時も仕事で県外からやって来た方や、就職試験を受けにきた学生に良く聞かれたのがもみじ饅頭のおすすめメーカーでした。
特にお土産になるもみじ饅頭は、誰かに渡すものなので出来れば失敗したくないもの。
産まれも育ちも30年、広島に住んでいた私がもみじ饅頭のおすすめメーカーをご紹介します。
広島に来てくれるお客様のためにもみじ饅頭を食べつくす
仕事上、毎日多くの方と接していると、必ずと言っていいほど
「おすすめのお好み焼き&もみじ饅頭」
を聞かれていました。
付き合いでの会話だと思っていたので、広島の王道
「お好みはみっちゃん、もみじ饅頭はにしき堂」
と答えていました。
すると何度かお会いする方に
「親戚が広島土産で、にしき堂さんではないもみじ饅頭を買ってきたんです。
そのお土産のもみじ饅頭が美味しかったなぁ。
レモンの餅が入っていたんですよ!
ただパッケージを捨ててしまってどこのか分からないんです…」
と言われたことがありました。
これを言われた時に相手のことを全く考えていなかったなと反省しました。
広島に住んでいても毎日もみじ饅頭を食べるわけではありません。
そのため「おすすめのもみじ饅頭」って言われても、有名メーカーを答えることしかしていません。
そんな私の回答を信じてにしき堂のもみじまんじゅうを買って帰り、親戚からレモンのお餅が入ったもみじ饅頭を食べた時に
“なんでこんな美味しいもみじまんじゅうがあることを教えてくれなかったんだろう?”
そう思ったのではないかと考えたからです。
全メーカーのもみじ饅頭を知っているわけでもないのに、ただブランド名として有名な「にしき堂」をおすすめしている自分が本当に情けなかったです。
相手の方からすれば地元民ってその土地の特産物を良く知っていて、食べているイメージが強いですよね。
だからこそ、その相手の方が言われた食べて美味しかった商品が知りたくて、何度か広島駅に通っては色々なお店のもみじ饅頭を食べつくしました。
そもそも「レモンの餅が入ったもみじ饅頭」なんて1度も食べたことないし、聞いたこともなかったので絶対に見つけたいと探し回りました。

探し回った結果は「にしき堂のせとこまち」という商品でした。
もみじ饅頭ではなく、丸いしっとりとした皮にレモンジャムが餡になった餅が挟まれた広島銘菓です。
探し回った結果、にしき堂さんのせとこまちでした。
まさかのにしき堂。
それも、もみじ饅頭ではない商品。
と、驚きました。
しかし、せとこまちはもみじ饅頭と同じくらい大人気商品。
柑橘のほのかな香りと皮の苦みが入ったレモンジャムは本当に大人向けな上品な味に仕上がっていると思います。

東京に引っ越した今も、実家からせとこまちを送って貰うほど大好きです。
このお蔭で、もみじ饅頭のメーカーやもみじ饅頭のお店で取り扱っているものには、詳しくなりました。
ですので、もし広島の「お土産に迷ったら是非参考にして下さいね。
広島みやげは、もみじ饅頭の御三家から選べば失敗はしない
もみじ饅頭のメーカーで有名なのは、にしき堂、山田屋、藤い屋。
この3ブランドです。
これなら県外の人でも聞いたことがある方も多いメーカーだと思います。
どのメーカーも老舗と言われていますが、最近では色々と趣向を凝らしたもみじ饅頭やその他のお菓子を販売し個性を出しています。
詳しく見ていきましょう。
にしき堂
最近は変わり種などが多く、色々なことにチャレンジしているのがにしき堂だと思います。
コラボ商品が多いのも特徴で、広島の代表メーカー、マツダをはじめカープ、サンフレッチェ、アンデルセン、STU48やアニメのドラえもん、ポケモンなど多岐にわたります。
私がここでおすすめしたいのは「生もみじ」です。
これが初めて販売されて食べた時は衝撃的でした。
今までのもみじ饅頭って、皮がパンケーキみたいにふわふわで美味しいものだったのに、この生もみじは皮がモッチモチなんです。
モチモチの皮としっとりとした餡が合わさって全く違うものなんだけれど、もみじ饅頭の形だし、確かにこれを焼いたら、いつものもみじ饅頭になりそう。
そう思うとこれが「生もみじ」と言っても納得できる…。
そんな面白いものを、にしき堂では取り扱っています。
もちろん、この生もみじはにしき堂限定ですのでお土産に抜群です。

職場の同僚にお土産として「生もみじ」を食べてみたい!とリクエストされるほど県外でも認知されているもみじ饅頭です。

でも普通のもみじまんじゅうより、割高なので職場に配るなど、お土産の数がいる人には不向きかも…。

15個入りを2箱購入して帰りましたが、新幹線内でかさばるし重いしでネット購入して渡せばよかったと後で後悔しました。
また普通のもみじ饅頭より賞味期限が短いので、長期連休などで職場に行かない日が続く、渡す時期がはっきりしない場合は避ける方が無難。
すぐ渡せるタイミングならもちろん問題ありません。
生もみじと前述したせとこまちを一緒にしたお土産が、もみじ饅頭としては上品なものに仕上がると思います。
やまだ屋
宮島の老舗と言われているやまだ屋。
今でも覚えているのが、小学生の時の宮島への遠足で友人が
「宮島でもみじ饅頭を食べるなら、やまだ屋」
と、言うほど宮島では有名なお店です。
やまだ屋の特徴はもみじ饅頭のフレーバーが多いこと。
にしき堂・藤い屋は主要フレーバーは約6種類。
それなのにやまだ屋は現在HPで確認出来るだけでも17種類あります!
にしき堂・藤い屋で似たようなコラボフレーバーもありますが、それでもこの種類は多いです。
それもこのフレーバー以外にも季節限定のフレーバーなどもあるのです。
秋ならぶどう、栗、芋など、旬の食材を使ったものが、もみじ饅頭になっています。
スタンダードなあんこやクリーム系のもみじ饅頭が食べ飽きたという方には、やまだ屋でたくさんあるフレーバーの中からチョイスしてお土産にしてみると喜ばれると思います。
また桐葉菓(とうようか)という、やまだ屋独自の配合の小豆餡が入ったお饅頭のようなものがあります。
もみじ饅頭のような甘さは感じられず、あっさりといただけるのが特徴です。
甘いものが苦手な方にはこちらがおすすめ。
また冷やしても固くならず、トースターで温めて皮をカリッとさせて食べるのも美味しいですよ♪
藤い屋
藤い屋の特徴はもみじ饅頭のパッケージが1番オシャレなこと。
お土産のパッケージってとても重要なものの1つだと私は思っています。
やっぱりパッケージが綺麗だと美味しそうだなと思いませんか。
パッケージの色合いが何となく十二単のような色合いでとても素敵ですよね。
個人的に藤い屋でもみじ饅頭を買うなら、あわせて一緒に買ってほしいものがあります。
それが「いろはもみじ」と「花虎白(はなこはく)」です。
コハクというお菓子にどちらもなると思います。
いろはもみじ、というのはこちらです。
中は寒天のような食感とうぐいす豆の風味豊かな味わいです。
そして外側は砂糖がほんのり固まったような膜が張ったような状態で、食べる瞬間の歯触りが面白いです。
同じようなもので花虎白(はなこはく)という商品があります。
こちらはしっかり寒天を使ったもので、小さな子どもでも食べられるほど1つが小さなものになっています。
フランボワーズやマンゴーなど、和菓子とは程遠い素材が使われており、和菓子が苦手な方へのお土産にとても良いと思います。
見るだけでも綺麗なものなのでインスタ映えが大好きな若い女性にもプレゼントに良いですよ。
これは試食でいただいた時に、2歳だった息子が「おいしー♡」と大興奮して1箱購入して帰りました。
子どもの1口サイズの大きさなので、お子様がいるご家庭にももちろんおすすめです♪
もみじ饅頭のおすすめ、まとめ
個人的にはなりますが、もみじまんじゅうをお土産で渡すなら…
- 「にしき堂」→企業や上司への手土産
- 「やまだ屋」→家族、友人、同僚、子どもの友人へのお土産
- 「藤い屋」→彼女、女性の多い職場
という感じで私ならお土産として購入すると思います。
各メーカーでもみじ饅頭以外のお菓子も取り扱っているので、一緒にお土産にすると話も広がって良いと思います。
お土産売り場であれば試食等もさせていただけるので、是非試食もしてみて下さいね!
少しでも参考になれば幸いです。
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