「女性の多い職場ってなんでこんなに大変なの?」
女性が多い職場というのは、いくら男性がいてもなんとなく女性たちの間では何とも言えない雰囲気が漂っていることがありますよね。
特に私が働いていた職場でも多かったのが、女性同士のいじめや嫌がらせです。
これが本当に陰湿、悪質というなにものでもありません。
本人からの相談や気付いた男性社員の報告としては…
・小さな声で話しているように見せかけて、実際は本人に聞こえているボリュームで悪口を言う
・大したミスでもないのに「あなたはダメな人間!」という人格否定
・機嫌が悪いと、昔のミスを引っ張り出して他の社員の前で感情的にまくしたてる
・他の人には優しいのに、その本人にだけ無視or無愛想な返事のみ
・飲み会などに呼ばない
・彼氏が出来たりや結婚が決まるとそれだけで仲間外れにする
・わざとヒールで足先を踏まれた、蹴られた
・掃除当番で決まった掃除場所に行くと、ありえないほど物が散乱していた
本当に聞いて呆れるほど陰湿、悪質で幼いことをしているのです。
「そうそう、こういう人いるな」って思うものもあるのではないでしょうか。
このように女性が多い職場というのは、ターゲットにされると仕事ではない部分で神経が擦り減るように疲れるのです。
ここでは
“なぜ女性の多い職場ではいじめや嫌がらせが起きやすいのか?”
“どういう職場がいじめが起きやすいのか?”
について解説をしていきます。
これを読んで女性心理を理解すれば、たとえ職場に女性が多くても人間関係に悩ませれることがなくなりますよ!
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女性の多い職場でいじめが起こる原因とは?
なぜ女性の多い職場ではいじめが起きやすいのでしょうか?
それは女性特有の考え方や心理が関係しているのです。
自分より魅力的な相手を攻撃する
攻撃的な人というのは、その相手を自分より脅威的だと感じると攻撃しはじめます。
職場のケースを例に挙げると
・仕事が良くできると言う女性が、別部署から異動してきた
・自分より可愛い新人が入ってきた
・自分は独身で後輩に先に彼氏が出来たor結婚した
・自分より後輩なのに先に昇格した
このように、いじめのターゲットになる側からすると「一体、何が脅威なの?」というものばかりです。
いじめのパターンに多い傾向ですが、いじめられる側からすると何も悪いことはしていないのに…という感じですよね。
もちろん推測になる部分が多いので、実際は相手が何に脅威を感じているのかは、その攻撃をしてくる本人にしかわかりません。
ただ相手は下記のようなことを考えている可能性が高いです。
・周りから「仕事ができる」と言われるAのせいで、自分が劣って見えるのではないか
・今までは自分が1番だったのに、その新人にその称号を取られるのではないか
・自分がモテない、結婚できないと劣って見えるのではないか
・自分に良いことを言って、仕事でコントロールしようとしているのではないか
と、言うようなことに脅威を感じている可能性があります。
全くあなた自身にそんな気はなくても、そのように受け止められることも多いです。
特にいじめをするタイプの人は被害妄想が激しく、相手の考えを勝手に決めつけて結論を出す傾向があります。
例えばあなたがAさんから話しかけられたけれど、周りがざわついていて聞こえず、反応できなかったとします。
事実は“Aさんの話しかけられた声が聞こえず、アクション出来なかった”わけですが、いじめをするタイプからすると
「あの子はAさんが話しかけたのに無視した。新入社員のクセに生意気!」
というような考え方をしてしまうのです。
こんな、なんでもないことが引き金となり
“生意気な新入社員を黙ってこのままにしておくわけにはいかない”
と脅威に感じ、よくある新人いじめの幕が開けることだってあるのです。
このようにいじめられる側に何の非がなくても、いじめる側の勝手な思い込みからいじめがスタートするということはよくあることなのです。
なぜかいじめる人が被害者意識を持っている
いじめられる側がもつはずの被害者意識ですが、なぜかいじめる人が被害者意識が強い傾向にあります。
よく聞くのが
「私が新入社員の時は先輩にもっといじめられていた。
それなのに今の新入社員は優しく丁寧に教えてもらってズルい。
こんなので新入社員が育つわけない!」
というものです。人事としては本当に耳が痛い言葉です。
ただこんな言葉を平気で、入社して数年の私に向かって言い放つ10個ほど上の先輩はとっても怖かったです。
こんなことをわざわざ人事に言いにくる時点で「やっぱりな」という感じではありますが、基本的に古い体質の企業だと男女関係なく、中間管理職以上は「今の若手は甘い」という考え方をしている社員が多いです。
そのため上司(40代以上)に相談しても、“それくらいでいじめとか、嫌がらせって…”と、相談を受け入れない人もいます。
そのため相談する際は人間を見極める必要もあります。
そんな社員が多いので「私の頃はもっとひどかった…」という被害者意識から、せっかく周囲に大切に育てられている新人を妬んでしまうのです。
またそれと同時に、自分がそんな酷い仕打ちを受けながらも、それに耐えたからこそ成長したという誤った成功体験があるために「新入社員には厳しく指導するのが良い」という考えが蔓延しているのです。
それが指導といじめの境界線の曖昧になる原因でもあるのです。
このように先輩自身がいじめのような指導を受けてきている場合、先輩の中で被害者意識と誤った成功体験がまじりあい、いじめのような指導が受け継がれてしまっているのです。
女性は自分の主観で敵と味方を決める
女性は自分の主観で敵と味方を判断する傾向があります。
どのような人が敵で、どのような人を味方とするかは、そのグループやリーダー的存在の人の主観によって左右されます。
よく言われるケースとして
・自分の指示をきく後輩は味方、きかない後輩は敵
・自分の嫌な仕事を率先してやってくれる人は味方、やってくれない人は敵
・自分を甘やかしてくれる人は味方、厳しい人は敵
・自分の嫌いな人を攻撃する人は味方、好きな人を攻撃する人は敵
など、まとめると自分にとって都合よく動いてくれる人が味方、そうでない人は敵という判断をするのです。
どれもいじめる人にとっての勝手な主観であって、周りの他人が事前にどうにかできるものではないのです。
女性は他人の幸せに嫉妬する
女性は自分よりも幸せな女性に嫉妬します。
そしてその嫉妬が時に職場のいじめへと繋がるのです。
前述にもありますが、
・仕事があまり出来ない後輩の彼氏がハイスペックである
・自分は恋愛がうまくいっていないのに、後輩が結婚する
・妊活しているのに自分は子どもが出来ず、後から結婚した後輩が妊娠した
・自分より後から入社してきた転職組が、自分より給料が高い
といった職場とほとんど関係のないものから、
・自分よりもあの人の仕事の方が楽そう
という、仕事の割り振りに関しても嫉妬する人がいます。
私の話ですが、最終的な仕事の采配というのは部長が行っているのにもかかわらず、部内の女性社員から「採用や教育のまりりんさんは、いつもデスクにもいないしズルい!」とミーティングで言われたことがあります。
採用や教育は別の会議室や社外での仕事も多く、私は特に外部からのお声掛けもあり、周りの人よりもデスクの滞在時間が少なかったため、その女性は社外で遊んでいると思っていたようです。

日中は社外のため、夜に帰社してからデスクワークをしていました。ただ残業しないと気づかないものなので理解されておらず、毎回遊んでいるという認識は辛かったです。
なんにせよ、自分の力ではどうしようもないことでも大騒ぎをする人はします。
他にも掃除当番の順番が1日多いとか、少ないとかでも騒ぐ人は騒ぎます。
女性が多い職場では何に嫉妬されるか、本当に未知数なので怖いですよね。
そんな嫉妬心が時にいじめを作り出すのです。
周囲を蹴落として1番になろうとする
ここが男性と女性の違いなのですが、男性は自分に実力をつけて1番位なろうとするのに対し、女性は周囲の人を蹴落として1番になろうとします。
これは女性が昔から選ばれる側というのが大きく影響していると考えらえられます。
昔の戦国時代の世界がいい例だと思います。
どんなに自分が努力しても、王様や将軍に選んでもらえなければ結婚できないのです。
そして現代でも、女性がいくらバリキャリになってエリートコースを進んでいても、ハイスペックな彼氏ができるという保証はどこにもないのです。
男性の場合は努力をしてエリート高給取りになれば、女性がたくさん寄ってきますが、女性の場合は努力して結果を出したとしても、それを理由に選ばれることは少ないのです。
そのようなことから、自分が努力して1番になるのではなくて、周囲を蹴落とすことで自分が1番になろうとする女性が出てくるのです。
こんな女性は、いじめ対象の人のミスを見つけてはみんなの前で攻め立てたり、何度も失敗することで
「あの人は何度もミスをするダメ女」
と話しを盛って噂を流したり、嫌味を言います。
これは女性特有の心理が働くため、女性が多い職場というのはいじめが起きやすいのです。
ただ女性が多い職場だから必ずいじめが起こるわけではありません。
ではどういう職場だといじめが起きやすいのかご紹介しましょう。
いじめが起きやすい職場はこんな職場
女性の多い職場だからと言って、必ずいじめが起こるわけではありません。
ではどのような職場でいじめが起きやすいのかお話します。
部署内で目標が共有されていない
共通の目標を持たない集団は一致団結することが難しく、仲間割れが起こりやすくなります。
実は私が働いていた会社でも、まさにこれでした。
人の心理として共通の意識を持つと仲良くなれたり、目標をクリアしやすくなると言われています。
しかし部署内で目標を共有することなく、自分たち内輪の目標達成だけに動くため、それ以外の人間は仲間外れにしようという行動を起こし始めるのです。
こんな状況を打開するには、共通の目標しっかり掲げることです。
これは管理職の仕事とも言えますが、この共有する意識をしっかりしておかないと、いくら仕事に取り組んでも結果は見えています。
結局はスタッフ間の意志がなく「もっと全体で良くしていこう」という考えが一致しないため、周囲を蹴落として1番でいようとする人が出てきたり、職場を改善していこうとする人を敵とみなして攻撃する人が出てくるのです。
雇用が安定していない職場
派遣やアルバイトなど雇用が不安定な職場はいじめが起きやすいと言われています。
これはスタッフの間で抱えている不安がいじめという形で表れてくるのです。
派遣やアルバイトの場合、「いつ切られるのか…」という不安がありますよね。
また正社員より給料も低く、それなのに仕事が過酷だったりと職場にも生活にも不安が出てきます。
そのような場合、仕事ができる人間は仕事を奪う可能性が脅威として認識されます。
そのため、その人の悪口や変な噂を流したりすることで相手の足を引っ張り、相手を蹴落してやろうという考えに発展するのです。
もっとタチの悪い人だと、直接本人に攻撃するという状況に発展することもあります。
社員が不満を抱えている職場
不満であふれかえっている職場は注意が必要です。
なぜなら、そのような職場は社員の間で被害者意識が芽生えやすくなるのでです。
たとえば、もともと職場に不満を抱えている人が新入社員教育を任されたとします。
すると「給料は安いのに責任はどんどん増えていくんだけど?なんでそれに新入社員教育までやらないといけないの?」という被害者意識を持つようになります。
そして新入社員教育のために、仕事や責任が増えた場合「新入社員のせいで帰る時間がさらに遅くなった」「新入社員のミスまで自分のミスだと言われた」という思考になり新入社員へ攻撃するようになってしまうのです。
仕事のミスや失敗が多い理由は進め方にあり!考え方を改善して仕事が出来る存在に
悪い影響をもつ人間が隠れている
職場環境以外でもいじめが起きる場合があります。
それは本当に悪い影響をもつ人間がいる場合です。
・みんなが共通の目標をもって、前向きに取り組んでいる
・雇用条件も全員正社員、社員も特に不満を抱えていない
このように全く問題ない環境のように思う職場でも、たった一人根っからの悪い影響をもつ人間が紛れ込むとその職場は地獄へと変わります。
悪い影響をもつ人間は、自分の思い込みから勝手に敵を作り出し、周囲の人に悪口を言ったり、直接本人に嫌味を言ったり、いじめたりするのです。
そのような攻撃的な行為をみて、周りの社員も不安に感じるようになり、人間関係もぎくしゃくするようになります。
このような場合はこの悪い影響をもつ人間が異動したり、退職したりするとあっという間に解決する場合が多いです。
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まとめ
あなたの職場はいじめが起きやすい職場、それとも起きにくい職場どちらでしたでしょうか?
1番良いのはいじめられない職場で働くことですが、もしいじめが起きやすい職場だったという場合は、少しでもいじめに遭わないように過ごしたいものです。
ただいじめは、いじめる側の主観で決まることが多いので、いじめや嫌がらせが始まってから対処していくのが多いと思います。
もしいじめや嫌がらせを受けたら、まずはこの文章で当てはまることがないか確認してください。
当てはまることがあれば出来るだけその人に、関わらないように自分から距離を置くのがいいでしょう。
ただしっかりと配属時にルールがあるのかどうか確認し、自分の立ち位置をしっかり理解しておけば、いじめや嫌がらせの対象からは外れることができます。
心得ておいて損はないでしょう。
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