「レゴ」と言われると知らない人はいないくらい、有名なブロックですよね。
ママやパパの中にも、子どもの頃に遊んだ記憶がある人も多いのではないでしょうか。
レゴは性別問わず人気のおもちゃ。
特に知育玩具としても人気が高いため、子育てに取り入れてみたいと考えているご家庭は多いと思います。
でもレゴって子どものどんな能力を引き出してくれることが出来るのかご存知でしょうか。
我が家の場合ですが、長男は1歳頃にたまたま行ったおもちゃ屋で、次男は生後半年頃にあやすためにと長男から握らされたことから初めてレゴに出会いました。
ただ長男に関しては買った瞬間こそ喜びましたが、そのあとはそこまで興味を示さずトミカに夢中でした。
しかし長男は何がきっかけなのか分かりませんが1歳半頃には毎日のようにレゴで遊ぶように。
そして次男に関しては1歳になる頃には長男とともにブロックを楽しむようになりました。
またここ半年くらいは近くのレゴショップに通うように遊びに行き、スタッフの方にレゴでの遊び方を教えてもらいながら過ごしています。
そのスタッフの方のおかげもあり、2人ともメキメキとブロックを組み立てる腕をあげています。
今回は良く言われる、レゴの知育効果を我が家の子ども達がどのように効果をもたらしているかご紹介します。
知育としてのレゴブロックの効果は指先にあり!
レゴブロックで遊ぶ時は、必ず指先をしっかり使うようになります。
この指先の運動によって脳の活性化が期待されているようです。
理由としては指先の運動により刺激が、大脳に伝わるためと言われます。
大脳は思考・記憶・言動・運動などの機能の中枢です。
レゴブロックで指先を動かせば動かすほど、大脳がより刺激され大いに活性化され思考力や記憶力アップが期待できるのですね。
また指先を使ってレゴブロックを扱うには集中力が必要です。
最初から集中することは難しいですが、慣れると一人で黙々と遊ぶようになるほど集中出来るほどの集中力アップも。
レゴブロックは勉強や他の習い事などにも直接役立つような、力を成長させることができるおもちゃだと言えます。
特によく言われれるレゴの効果を我が家の子ども達の成長とともにご紹介します。
レゴで遊べば想像力が豊かになる
レゴの知育効果として1番に言われるのは「想像力」ではないでしょうか。
レゴは形・色が複数あります。
その中のものを自分でチョイスして色々なものを作り上げます。
初めは「作る」ということがなかなかピンとこず、ただ同じブロックを積み上げたり、横にただブロックを並べたりするだけという感じです。
そんな状態からママやパパが、家や車、動物など簡単なものを作って見せてあげるとだんだんと子ども自身の頭の中で作りたいものが浮かび上がり、自由な作品を作り始めます。
レゴのスタッフの方と一緒にブロックで遊ぶ機会があったのですが、息子がスタッフの方と同じ車を作りたくて
「ここはこのブロックであっていますか?(このブロックをつけてもいいですか?)」
と聞くと
「ブロックに答えはないよ。君がここにつけたいパーツをつけてごらん。素敵な車が出来るから」
と言われ、私自身が衝撃を受けたのを覚えています。
大人になると説明書や手順書通りに作らないと完成(正解)ではないと思う場面が多いためか、レゴと子どもにも私はその考え方を押し付けながら遊ばせていました。
危うく子どもの想像力を伸ばすきっかけを潰すところだと気付きました。
スタッフの方のおかげで、今では子どもの作ったものを否定することもしませんし、子ども達ものびのびとブロックで色々なものを作れるようになりました。
特に最近ではお手本がなくても、自分の頭の中で設計して
「これとこのブロックをひっつければ、電車になるね!」
「ここはこの色を使ったら線路に見えるよね!」
など、柔軟な考え方が出来ているように感じます。
レゴブロックは集中力が身に付く!
レゴはパーツを組み立てて一つの作品を作り上げるようになっているため、かなり集中力が必要です。
4歳頃まではレゴデュプロと言う、大人からみると大きめなブロックを使って遊ぶようになると思います。
それでも小さな子供たちにとっては、パーツとパーツを組み合わせたり、接続部分が上手くはまらないのを何度も繰り返してつけてみたりと、一定時間集中して遊ぶ必要が出てくるようです。
最初の頃こそ接続が上手くいかないと癇癪(かんしゃく)を起こしていた長男ですが、何度か一緒に作品を作り上げるとその楽しさを実感し、一人で集中してブロックに取り組むようになりました。
特に3歳を過ぎたころからは黙々と集中して作品を作るようになり、習い事の教室でもその集中力を発揮したのか、周りの子が騒いでいたとしても影響することなく集中して1時間の授業を受けています。
レゴの良さは頭で完成品を想像し、設計し(目標)それを作るために集中して手順を考えながら作ると言う段階的な考え方を養うことも望めるようです。
レゴブロックは協調性、コミュニケーション力が身につく
我が家は2歳差の兄弟です。
ブロックはありがたいことに対象年齢が幅広く、兄弟で同じブロックをシェアしながら遊べるおもちゃです。
もちろんひ1人でも熱中して遊べるおもちゃではありますが、友達や兄弟、またはパパやママなど大人と一緒にも楽しく遊べるおもちゃです。
特に複数人でブロック遊びをすると、子どもは協調性やコミュニケーション能力を身につけることが出来ると感じます。
特に兄弟や友達間であると、貸し借りが上手に出来るようになったと1番に感じました。
初めこそブロックを奪うようにしていた長男ですが、欲しいパーツを弟が持っていると
「ねぇねぇ、車を作りたいからこのパーツを貸してもらってもいい?」
と、弟にたずねるようになりました。
また1歳9か月の弟も
「うん!いいよ!」
または首をぶんぶんと振りながら「だめー!」
と、自分の意志を伝えられるようになりました。
また照れ屋で人見知り気味な長男でしたが、レゴショップに通うように遊びに行ってはスタッフさんとレゴで遊びながらコミュニケーションを取るようになり、驚くほど積極的に自分の伝えたいことを家族以外の他人にも伝えられるようになりました。
例えばですが
病院で医師に「○○が痛いです。」「口(喉)を見る時は、ライトだけでみて下さい(棒を口に入れるのは止めて)」
幼稚園の先生に「今日は風邪気味なのでプールには入れません」「(分からないことが出てくると)先生、○○のようにしてもいいですか?」
出来る子であれば驚くことでもないかもしれませんが、なかなか幼稚園に入園しても照れて自分の意志を伝えられないようだったので、自分で自分の意志をはっきりと言える姿を見て感動しました。
レゴブロックは物事をやり抜く力をつける
これはレゴショップのスタッフの方から聞いたのですが
「レゴは自分で“できた”と思う達成感を味あわせることで、より楽しく、よりもっと難しいものにチャレンジしようと思うようになり、物事を自分でやり抜く力がついていきます」
と言われました。
レゴを作る中で子どもなりに頭で目標を立てて、時間がかかろうと失敗しようと自分なりに何度も試行錯誤しながら作品を楽しみながら作るようになるようです。
時間がかかったり、大人の視線で見ると
「ここのパーツはこっちを使った方が…」
などと色々とアドバイスしたくなりがちです。
しかし小さいながらに真剣に取り組んでいる時は邪魔をしないように気をつけなければならないですね。
初めは上手にブロックが接続できなかった子も、数日するとあっという間に一人でブロックを組み立てられるようになったり、自分が思うようにブロックが操れるようになるとどんどんとブロックの楽しさが分かり集中力もどんどんと増していきます。
子どもが完成!と教えてくれたら、
「こんなのが作れるようになったの!頑張ったね!ママびっくりしたよ!」
「ここの色遣いが素敵だね!上手なチョイスだと思うよ」
など、子どもがレゴで次の作品を作りたくなるような会話や声掛けをしていくといいようです。
長男も最近はレゴデュプロから少しずつレゴシティ
に移行しています。
自分でパーツを一つずつ確認しながら、組立書を読み、作品を一人で作り上げる喜びを知ったようで、本当に集中して作品を完成させる姿に私自身も驚いています。
レゴブロックは空間把握能力が育つ
空間把握能力が育つとも言われているようですが、これについてはまだ息子たちで実感できるものはありません。
小学校以降に出てくる理系科目の空間図形などの問題の理解に直面する頃に結果が見えるようです。
私はブロックに全く興味を持たなかったので、空間図形の問題が苦手だったのかも…と今回レゴの効果を読みながら感じました。
レゴショップのスタッフさんからも兄弟の成長を認められた
とても嬉しかったのは、約1年通い詰めるように遊びに行ったレゴショップのスタッフさんに言われた一言。
※レゴショップにはレゴで実際に遊べるスペースがあり、そこで遊ぶ中でスタッフさんと仲良くなりました
「初めて来たころは長男君は、デュプロのブロックを積み上げるくらいしか出来なかったのに、あっという間に建物や車などを自分で作れるようになったし、今では対象年齢より少し早いレゴシティまで出来るようになって、本当に成長しましたね!」
「弟君も初めて会った時は話も通じずブロックを握るだけだったのに、今では私が手順を見せるとあっという間に3つくらいのパーツなら自分で組み立てられるようになって…。
本当にすごい成長ですよね!」
毎日、子どもと接しているとなかなか成長が見えにくいものですが、こうやって家族以外の方から子供の成長を評価してもらえると本当に嬉しいものだと感じました。
確かに振り返ってみるとレゴショップに通い詰め始めてからは、お店に行かなくても毎日のように子どもがレゴに触れていました。
そして子どもは子どもなりに頭をフル回転させて、毎日自分の頭の完成品と目の前のレゴと向き合っていたんだなと感じました。
子育てにいっぱいいっぱいで中々気づけなかった部分ですが、周りから子どもたちの成長を褒めて貰えてレゴを子どもにプレゼントして良かったと思っています。
知育玩具のひとつとしてレゴのおすすめは?
初めてレゴのブロックを子どもにプレゼントしようと思っている方は、まずはある程度パーツが入っていて、その1箱で何かが完成できるタイプを購入しましょう。
4歳以下であればレゴデュプロがおすすめです。
普通のレゴより大きめのブロックで誤飲を防ぐことが出来ます。
また小さな手でもパーツごとが接続しやすく、小さな子供でも遊びやすいです。
4歳頃からはレゴクラシック(基本のパーツがはいったもの)レゴシティ
、レゴ・フレンズなど小さなレゴブロックに少しずつ移行しても良いようです。
種類も豊富で男の子、女の子向けに分かれているもの、またレゴムービー、ディズニー、スターウォーズ、ハリーポッターなどテーマ別のものもあり、好きなものを選んでレゴを始めることが出来ます。
知育としてのレゴは大正解!
レゴを子どもに購入して約2年半になることになりますが、レゴは購入して大正解だったと思います。
子どもが楽しそうに「出来た―!」という姿は、達成感を味わうという成功体験をしている、子どもの自信に繋がっているということを感じさせられます。
その自信が生活する中でも活きて、子どもの成長をより大きくしているのではないかと私は考えています。
特に我が家の場合はコミュニケーションの部分で、「長男の個性(性格)だから恥ずかしがり屋で、自分の意志が言えないのは仕方ない」と思っていました。
しかしレゴで遊ぶ関わり方を変えるだけでここまで、ガラっと性格が変わったということがあり私はレゴとレゴショップの方たちの力はすごいと思っています。
是非、何か知育に取り組みたいと思っている方がいれば是非レゴを購入してみて下さいね!
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